日和見アカデメイア

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マイケル・ムーア監督作品「キャピタリズム マネーは踊る」を視て

 2009年の映画なんですけど今視ても本当に爽快のドキュメンタリー。

 

 

 何が爽快ってこのマイケル・ムーア監督の行動力と捜査力によって暴かれる資本主義という名の大義名分によって神格化されている反民主主義の現実である。1%の富裕層が95%以上の貧困層の富を握っているアメリカ経済の悲惨さがインタビューなどの映像からひしひしと伝わってきた。

 金融中心の資本主義の汚さであったり民主的に運営されていかなればいけないアメリカ政府とウォール街の金融業界との癒着が非常に腹立たしいと感じてしまった。なんていうかあまりにも道徳的、道義的に腐敗しすぎたアメリカの経済体制に言葉を失った。

 

 現在、僕は中小企業論という科目を大学で履修して勉強していて、その講義で分かったことだが中小企業は大企業(グローバル経済において大活躍する会社)の手助けというか発展に協力する存在としてしか存在意義を持たせてもらえず大企業支援中心の経済政策がこれまで進めてきたのではないかと個人的に考えている。

 

 経済の主役は誰だろうか?

 

 懸命に働く労働者に決まっている。金に目が眩んだ資本家にはハッキリとブレーキを掛けさせる必要がこれからの日本にとってもアメリカにとってもありそうだ。