日和見アカデメイア

ゆるく書いていきます!

ライフ・イズ・ビューティフルを改めて視聴した

 美しい映画というのがある。何度見ても新しい発見があり、涙が溢れてくる映画。僕はそこまで映画に詳しくないが、このライフ・イズ・ビューティフルという映画は生きることの素晴らしさを改めて教えてくれる映画だと思う。

 

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

 

  この映画は、ロベルト・ベニーニ監督・主演作品でアカデミー賞も受賞している。この映画では、イタリア系ユダヤ人のグイド達がナチスドイツによる強制収容所に収監され、生と死が交差する極限の状態での家族愛が描かれる作品である。

 

 僕は主人公のグイドという楽天的な男が大好きだ。一つ一つのユーモアが悲壮感溢れる状況を氷塊させてくれる。本当のポジティブシンキングとはこうゆうことなのかと思ってしまった。

 

 どんなにつらい状況でも、どんなにつらい現実が待っていようとも、息子と妻に対して楽しく振舞うグイドの姿は楽しくそして切なく感じた。

 

 僕は、常に自己憐憫に浸ってしまう人間だ。強制収容所に収監されてしまったら絶望に打ちひしがれて発狂してしまうに違いない。果てしない未来を永遠の考えてしまうだろう。このグイドの思想は、絶望を希望に変えてくれる素敵なヒントが隠されていると思った。僕も一ミリでも彼のように生きてみたい。

 

 タイトルの「人生は素晴らしい」というメッセージ。このメッセージこそ現代の鬱屈した時代にこそピッタリな言葉だと思う。僕はこの言葉をつらい時に思い出したい。