日和見アカデメイア

ゆるく書いていきます!

久しぶりに本が読めている

 うつ状態になると活字が読めなくなるらしい。「いやいや、そんなことないでしょ!」と疑っていたが、実際に抑うつ状態になった時、本当に読めなくなった。ギリギリ漫画が読めるくらいで、小説や実用本の類が読めなくなってしまった。

 

 活字を読むという行為は、思ったよりも集中力を使うため、うつ状態で落ち込んでいると頭に文字が入ってこない。なんていうんだろうか、悲観的でネガティブ思考が頭に満ち溢れているので、情報の入る隙間がないって感じ。

 

 そのため、毎月5~7冊くらい本を読んでいたサイクルが止まってしまった。7月は漫画一冊くらいしか読めなかった。まぁ、落ち込んだ理由はいろいろある。将来の不安とか、恋愛でうまくいかなかったとかいろいろw でも知識欲の塊みたいな僕の読書ペースがここまで落ちたことはビックリしてしまった。抑うつ状態恐るべし…

 

 しかしながら人間の心というのは元気を取り戻すものである。心理学用語でレジリエンスというらしいが、心はショックな出来事を乗り越える力を持っているらしい。このレジリエンス効果なのだろうか、本が少しづつ読めるようになった。

 

 今読んでいる本は、飯田史彦さんの「人生の価値」という本である。人生哲学の本なんだけど、読みやすくて半分くらいまで読んだ。結構、スピリチュアル系の本で、人間が死んだあとの意識体の話や精神世界の話がメインなので、最初は戸惑ったけど視野が狭くなっていた自分にとって、これ以上とないくらいの栄養ドリンクになった。この本によれば、苦しいことや辛いことがあっても、その人生は順調であり、成長の修行場だという。ふむふむ、元気が出る。

 

 

人生の価値―私たちは、どのように生きるべきか (PHP文庫)
 

 

 

 朝は絶望的な気持ちで目覚めるので、まだ気持ちは回復していないと思う。でも少しづつ本を読んで、視野を広げたり、新しいことに挑戦して自分を高めたり、楽しい人生に向けて一歩づつ頑張っていきたい。