日和見アカデメイア

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スカイプで出会った19歳の青年の話

 たまにネットの海を放浪して、知らない奴と話したくなるときがある。自我をむき出しにした対話というのも面白いもので、大抵一回きりの関係だがスリリングな感覚が味わえる(でも大抵、終わったあと虚しさを感じるのだけど笑)

 

 そんな放浪の旅の途中で、19歳の青年と対話した。彼は高校を卒業してから引きこもっていた。そのためか社会全体、人間全体に対するヘイトが溜まっていたようで、かなり攻撃的で上から目線の嫌な奴だった。どこか昔の自分を見ているようで懐かしい気分になった。

 

 彼は世界全体を憎んでいて、彼の攻撃的な性格はかつて自分をいじめた奴への復讐が感じられた。彼は高校三年間、アルバイトをして社会に出ていた。僕以上に社会経験があるではないか!wwwとびっくりした。結構、頑張ってたじゃないか!と言ったら少し彼の攻撃性が和らいだ気がした。

 

 彼とは2時間近く話して、少し友達になった。彼はこんなに話を聞いてもらった経験がないと言っていた。たしかに2,3回対話をやめようと思ったが、なんとか彼の闇に近づきたいという好奇心から頑張ったw

 

 対話というのは難しい。生まれた場所や環境、使っている言語の感覚、身体感覚など微妙に異なっていることも多いので、共通点だと思っていた所が違うときがある。その差異によって、すれ違ったりするのだが、その差異を理解するとなかなか面白い発見がある。なかなか骨の折れる作業だけど、やってみると達成感があって楽しかったりする。