日和見アカデメイア

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競争したくない

 男としての自信がないなぁって最近、気づく。今回の恋愛で三角関係になったり、女性を争うっていう経験をして、競争って嫌だなぁと感じてしまった。だって恋愛って競争じゃないですか。男として強いとか逞しいっていうのは競争で勝てそうな人?っていうか遺伝子的に強そうってことだと思うんだけど、競争ってしんどい。

 

 女性も女性で遺伝子的に強そうな男性を見分けた上で付き合ったりいろいろ大変だと思う。遺伝子的に強そうな人間が、人間的な優しさがあるとは限らない。暴力的なサイコパスな人間とかがモテるみたいな事を脳科学者が言っていたが、動物的な強さと人間的な優しさの乖離ってのが結構あるみたいだ。

 

 競争していい仕事を手に入れたり、いいパートナーを手に入れたり、競争して得られることって多いけど本当にしんどいよね。この競争を楽しめるコツってないのだろうか。どうしても苦行に感じてしまう。仏教だと四苦八苦っていって、楽しい事をしていても常に苦しみが存在するっていうけどその通りだなぁと。苦しみ、つまり不足感や不満感なんかは常に付きまとう。苦しいなぁ。

 

 今回の失恋で、徹底的に世俗的な快楽とかを求める競争が嫌になってしまった。けれども、僕も人間なんだなぁと感じた。なぜなら。好きな人と一緒にいたいなぁと思う、執着の心がここまであるとは思いもしなかったから。もしかしたら、仏教でいう妄想なのかもしれないけど。相手をありのままにみないで、自分の理想を反映させた妄想としてみるのは恋愛のよくあるパターンだと思う。それが行き過ぎたのかなぁと感じてしまった。

 

 なんなんだろう。競争から降りて、小さく生きることが一番いいのだろうけど、強すぎるエゴが、自分の中にあるのを今は感じている。他人よりも優れていたい、他者から承認されたい、素晴らしいパートナーに愛されたい。ドロドロとした承認欲求が僕の中にあることを嫌というほど感じてしまった。元々、感じてはいたけど知性化してごまかしていたんだろう。怠け者のくせにプライドだけは強い自分に嫌気がさしてしまった。

 

 競争したくないってことはつまり負けたくないってことだ。嫌な思い、辛い思い、惨めな思い、苦しい思いをしたくないってことだ。強すぎるプライドがそうさせているのだろう。だからこそ現在、ニート状態なのかなぁと。負けたっていいじゃないか、苦しくたっていいじゃないか、惨めだっていいじゃないか。何かをするということは結果がつきもので結果なんて、その人の意味付けで180度見方が変わるんだから。と自分に言い聞かせて、自分のしたい仕事の面接に行こうかと考えている。

 

 僕の今の目標は戦うこと、競争から逃げないこと、負けたってくじけないこと。これだ。2000年以上前からわかっている人生は苦しみに満ちているっていうこと。これを受け入れた上で、何か自分にできることを探して戦っていきたい。今まで逃げてきた分、ブランクはあるけれども逃げてはだめだ。もっと苦しくなる。ていうかどっちにしても苦しいのだけれど。